スイートピーを使った可愛らしい花束の作り方

スイートピーの魅力
春のお花の定番、スイートピーはフリルが印象的で可愛らしいお花です。マメ科のお花なので、スイートピーのつぼみは豆のなる植物によく似ています。一般的には12月頃から花屋さんに並びます。少し時期がずれて、花の形が引き締まった「サマースイトピー」という品種もあります。
春のお花のインパクトが強いスイートピーは「私を覚えていて」という花言葉を持ちます。卒業シーズンにはぴったりの意味合いです。ラインが美しく、色も多彩なスイートピーは春の思い出を彩るお花です。ぜひ贈り物に選んでみてください。
スイートピーの花束
スイートピーは他のお花と比べて長さが短いです。そのため小さめの花束やブーケ風の花束にぴったりです。
スイートピーのみでも作れますし、他のお花とも相性が良いので色んな組み合わせが楽しめます。それぞれの花束の作り方の手順をご紹介します。
スイートピーのみで花束を作ってみよう
スイートピーのみでも作ることは可能です。しかし、フワフワとしたスイートピーのお花がたくさん密集すると、境目がどこか分からないほどになります。そこでおすすめしたいのがグリーンの葉ものを入れることです。
1、好みの色合いのスイートピーを用意します。10本ほどの小さめのものを作る場合、グリーンを2~3本たしていきます。
2、スイートピーを1本とグリーンを1本持ち、そこかららせん状にスイートピーと残りのグリーンを高さを揃えながら重ねていきます。スイートピーのみの場合とグリーンを少量たした場合の違いが分かるはずです。
3、位置を整えて完成です。茎が交わっている部分をゴムで結びます。スイートピーの茎は非常に細く、中が空洞になっています。とてもつぶれやすいので、きつく縛ると折れるので水を吸い上げることができません。花を固定する時は強い力を加えないように注意しましょう。
このように同じ質感の花だけを重ねる場合、変化がないため単調な印象になります。数本のグリーンを入れるだけで花と花の間に区切りがつき、それが解消します。グリーンはお手頃のものも多いのでとても有効な手段だと言えます。
スイートピーと他のお花を合わせた花束の作り方
花材
・スイートピー・・・6本
・チューリップ・・・3本
・バラ・・・3本
・スプレーバラ・・・1本(輪が大きくボリュームのあるもの)
・レモンリーフなど・・・適量
1、スプレーバラを中心にして他のお花をらせん状に重ねていきます。間にレモンリーフを入れます。
2、チューリップはつぼみを少のぞかせるように高く入れます。
3、スイートピーは中心に全て入れるとお花がつぶれてしまうので、1本に上から下までお花をつけるスイートピーは外側に入れた方が綺麗です。中に入れるお花を入れたら、周りを包み込むようにスイートピーを入れます。中心部に入れても良いですが、周りにも必ず入れましょう。花瓶に入れて横から見たら上から下までお花が見えて綺麗です。
4、全体を整えて、茎が交わった部分で結んで完成です。ご紹介した花材に、ヒペリカムなどの実ものやカスミ草を入れるなど、色々組み合わせて良いです。とても可愛らしくなります。
いかがでしたでしょうか。完成したらそのまま花瓶に飾っても良いですし、プレゼントをする時は茎をカットして下に切り花用コットンに水を含ませて茎を保護します。水をはじく包装紙に包んでリボンを付けます。スイートピーのふわっとした感じを生かすためにぎゅっときつく包むのではなく、少しだけゆとりを持たせながら包みましょう。