ラナンキュラスの特徴と可愛らしいアレンジ方法

ラナンキュラスの特徴
ラナンキュラスは幾重にも重なる花びらが特徴のお花です。
「とても魅力的」「晴れやかな魅力」という花言葉をもつラナンキュラスは、キンポウゲ科のお花で和名は「ハナキンポウゲ」です。最近お店に並ぶものは八重咲や万重咲きなどの薄い花びらが幾重にも重なったものが多いです。一重咲きである原種よりもとても華やかな印象になっています。
小さめの輪や大輪に咲くものがあり、色もパステル調からシックなものまでとても種類が多いです。マーブル模様になっているものなど、まるで造花のように見えるような珍しいものもあり、見とれるほど美しいです。ラナンキュラスはどちらかというと洋風のアレンジメントに使われます。花束やアレンジメントに入れるポイントをご紹介します。
ラナンキュラスの花束のポイント
ラナンキュラスは比較的丈が短いものが多く、細めの茎に丸いお花がついているので、花首を安定させるためにも小さめの花束やブーケ風の花束に入れるのが適しています。花を支えるように他のお花の中に加えていきます。
ガーベラやバラなどの丸い花と組み合わせるとコロンとした印象になり、可愛らしく仕上がります。シックに仕上げたい場合は、チョコレートコスモスやスカビオサなどのシックな色合いと合わせるとモダンな雰囲気になります。花束は自宅に飾る花瓶用にも同じ要領で作るので参考にしてください。
・ラナンキュラスの花束をご紹介します。
花材(紫系のシックなイメージの花材です)
・ラナンキュラス(紫)・・・3本
・バラ紫系(ブルーミルフィーユ)・・・3本
・グリーンのスプレーカーネーション・・・2本
・チョコレートコスモス・・・4~5本
・ユーカリなどの葉もの・・・適量
作り方
高さをあまり変えないように花を組んでいきます。バラやラナンキュラスを目立つ位置に入れて、カーネーションや葉ものでまとめ上げます。合い間からチョコレートコスモスをのぞかせます。花材や本数は少なめにご紹介していますので、慣れてきたら増やしてみてください。花瓶が小さい場合やちょっとしたプレゼントであれば十分な量です。
・上記の花材は紫のグラデーションに赤茶色のさし色で仕上げています。グリーンのカーネーションをピンクに変えると華やかに、クリーム系を加えると上品にまとまります。添える色を変えるだけで全体の印象が変わります。
ラナンキュラスのアレンジメントのポイント
ラナンキュラスをアレンジメントに入れる時は丈をあまり長くとることができません。中間や下の方に入れるのに適したお花です。ラナンキュラスはフォームフラワー(主役の花)とマスフラワー(空間を埋める花)の役割をもちます。
ラナンキュラスのラウンドアレンジメントをご紹介します。
花材(すべて淡いピンクや黄色のイメージでお花を選びます。)
・ラナンキュラス・・・3~4本
・バラ・・・3~4本
・ガーベラ(八重咲)・・・3本
・1輪ものカーネーション・・・3本
・利休草・・・3本
・その他入れたい小花など
・高さが低めのアレンジメントを作ります。バラをメインにラナンキュラスをフォーカルポイント(メインの部分)に入れていきます。ランダムに入れていっても良いですし、規則的に入れても良いです。スプレーカーネーションやラナンキュラスのつぼみを合い間から出して抑揚をつけます。バランスを整えて完成です。
いかがでしたでしょうか。ラナンキュラスは花瓶用や花束、アレンジメントにとても取り入れやすいお花です。お店で見かけたら、ぜひ好みの組み合わせで選んでみてください。