フラワーアレンジメントの人気記事ベスト5

花に関する最近の投稿

More

日本の伝統文化「生け花」について

日本の伝統文化「生け花」について

生け花の由来

「生け花」とは500年以上に渡って人々に親しまれてきた日本の伝統芸能の一つです。室町時代に京都の僧侶であった「池坊専慶(いけのぼうせんけい)」が開祖であり、発祥は仏教の文化である「供花」に由来するとされている説があります。

室町時代に「書院造り」という床の間がある家屋が作られるようになり、その床の間を飾るために花が生けられるようになりました。当初は一輪挿しが主流でしたが、次第にさまざまな花器が使われるようになり、江戸時代には「立花」として庶民にもたしなまれていくようになりました。

現在は江戸時代後期に流行した生け花を元にさまざまな流派があり、「池坊」や「草月流」、「小原流」などが広く親しまれています。
現在では日本だけではなく、その美しさに魅了された海外の方からも人気が出て生け花を嗜む人が増えてきました。

生け花に使用される主な道具

◯花器:一般的に平たいものが用いられます。色も素材もさまざまで、自由に決めていきます。

◯剣山:植物を刺して使用します。剣山を使用することで、花材を固定し生け花をバランスよく仕上げていく手助けとなります。

◯花ばさみ:所持してない場合は普通のはさみで代用可能ですが、花ばさみがある方が花材に枝など固いものを使用する際に切りやすく便利です。

生け花の基本形

流派によって違いはありますが、基本的には三点を中心にし、季節に合った花や植物を使って構成されています。

主材となる植物を中心とし、「真(しん)」→「副(そえ)→「控(ひかえ)」とバランスを見ながら生けていきます。

一般的には「真」の場所にメインとなる植物を生けることが多く、それに合わせ「副」と「控」の植物を生けます。「控」は全体的なバランスを保つために「副」の反対側に配置します。
「真」は軸から角度を10度ほど倒し、「副」は中心から約45度、「控」は約75度倒して生けます。

基本形ではその三点を中心に三角形や二等辺三角形に生けられることが多く、また「真」「副」「控」を生けたあとによりバランスをよくするために周りに植物を足していくことがあり、「従枝(じゅうし)」と呼ばれています。従枝は完成したときに剣山が見えないように剣山隠しの役目も果たしており、その場合は主枝(真・副・控)の花材より短く配置しましょう。

一般的に生け花の基本形は正面から見て一番美しく見えるように生けていきますが、基本形以外にもさまざまな生け方があります。

例えば、「四方正面」という左右前後の四方どこから見てもバランスよく見えるように生ける技法があり、この四方正面の他にも六方正面や八方正面など、机の中心などに生ける際はこれらの技法が用いられることが多くなります。

また、剣山を使わず壺など高さがある花器にそのまま生ける「投げ入れ」という技法もあります。
茶道の際に飾られる「茶花」というスタイルの生け花にはこの技法を用いて生けます。

生け花において大切なこと

花材を使って基本形を元に美しく生けることも大切ですが、まずは自分の感性に従って楽しみながら生けてみることが大切です。
楽しみながら美しい花々と向き合うことで心も晴れやかな気持ちになってくるでしょう。生け花は敷居が高そう・難しそうと思われる方も多いかもしれませんが、まずは好きなお花をお家に生けたりすることから始められてみてはいかがでしょうか?
きっとあなたの毎日の生活を豊かにしてくれるはずです。

フラワーアレンジメントフラワーアレンジメント