紫色のお花の種類と手軽に花瓶に飾る手順

紫色の特徴と効果
紫色の性質は沈静色、重量色です。どちらかといえば中間色なので組み合わせる色によりイメージが変わります。紫色とひとことで言っても、赤紫から青紫まで幅広く「静」の青と「動」の赤が混ざりあい、二面性をもつ特徴があります。また、薄紫は上品、濃紫はエキゾチックというように色の濃淡で違った雰囲気を持ち合わせます。
なんといっても紫色の持つイメージはリラックス効果です。例えば安眠効果のあるラベンダー。香りはもちろん、視覚から受ける効果もおおいに関係があります。ヒーリング効果を持つという紫色は緊張や不安を落ち着かせて、穏やかな気分にさせてくれます。机に向かって集中したいときや、ハードなデスクワークの後のホッとしたい時など、気分を落ち着かせたい時にはぜひ紫色のお花を飾ってみてください。
紫色のお花の種類
・デルフィニウム ・バラ(ブルーミルフィーユなど) ・バンダ(蘭)
・菖蒲 ・スカビオサ ・ルリタマアザミ ・リューココリネ
・リンドウ ・ヒヤシンス ・ラベンダー・すみれ・・・
その他にも多数あり、お花屋さんへ行けば必ず手に入る色のお花です。トルコキキョウやカーネーション、スイートピーなどの色が豊富なお花であれば紫色のものも含まれます。
紫色の花瓶に飾ってみよう
紫色の持つ効果を知って、お部屋に取り入れてみたいと思った方も多いはずです。お部屋にさりげなく飾る事を想定していますので、たくさんの量をそろえる必要はありません。お花のある生活を長く続けるには、少ない量で楽しむことが大切です。最初は少しの量から挑戦してみてください。
・紫色のお花を小さな花瓶に生ける手順
用意するもの
・コップほどの大きさの花瓶
・トルコキキョウ紫・・1本
・バラ(ブルーミルフィーユ)・・2本
・ビバーナム(スノーボール)・・1本
・その他入れたい花や葉もの
下準備
トルコキキョウの長めに枝分かれしている部分を分けて1本の花から3本ほどのパーツに分けておきます。全ての花の花瓶の水に浸かる部分の葉を取ります。バラのトゲには注意してください。
1、バラをメインにしてお好みの花瓶に生けていきます。
2、ビバーナムはアジサイを小さくしたような形をしていて爽やかな緑色が印象的なお花です。メインのバラより低い位置に入れます。
3、トルコキキョウをバランスよく入れていき、その他に入れたいお花や葉があれば入れて完成です。
最初は少しの本数から始めていき、慣れてきたら本数を増やしていくと良いでしょう。
紫色と爽やかなグリーンのコントラストがきれいな組み合わせでご紹介しましたが、ここにイヴピアジェ(香りのあるバラ)のような青みの強いピンクのお花をたすと華やかな印象に、紫色を淡いものにしてアスチルベのような淡いピンクやクリーム系のお花と合わせると上品で優しい印象になります。原色系のお花を多数混ぜるとまとまりにくいので2~3種類の色におさめた方が仕上がりがきれいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。紫色のお花は種類も多く、1本からでも気軽に飾れる可愛らしいお花がそろっています。組み合わせる色を気分に合わせて変えながら楽しむのも良いですね。特に紫色の持つリラックス効果を得たいという方は、是非お部屋に取り入れてみてください。