春の季節の生け花におすすめのお花4選

春の季節の生け花におすすめのお花4選

春はたくさんの美しい花が咲き誇り、見る人の心を癒します。そんな春は生け花においてもぴったりの季節となっています。今回は春の季節におすすめのお花を5種類ご紹介させていただきます。

小手鞠(こでまり)

小さく可憐な花を咲かせる小手鞠は、4月から5月にかけて開花する春の季節のお花の一種です。小さな花が重なり合い鞠のように見えることから小手鞠と呼ばれています。

生け花では、小手鞠は真(一番メインとなる場所に来る、生け花の基本形での三角形のてっぺん部分)として使うよりも、副(そえ)や控(ひかえ):生け花の基本形の三角形の底辺部分)や従枝(じゅうし:真・副・控を生けたあとにバランスを整えるために生けていく草花のこと)に使われることが多く、華やかながら主材の草花の邪魔をせず良い引き立て役となってくれます。

生け花に使用する場合は湾曲して下垂しているものを選ぶと、小手鞠が持つ曲線の美しさが生きてくるのでおすすめです。またその花の色の白さを生かし、濃い色の花を組み合わせとして選ぶと全体的に締まった印象が出てきて綺麗に仕上がります。

チューリップ

チューリップは3月から4月にかけて咲き、春らしく美しいカラフルな色の花を咲かせます。またよく観賞用に見られるチューリップは蕾の状態ですが、花が満開になった姿も蕾のときとはガラッと雰囲気が変わるため、二度美しい状態を楽しめる花の一つです。

チューリップは向日性(植物の茎が太陽など光の強い場所に向かって屈曲する性質)であるため、チューリップそれぞれの個性豊かな曲線を生かし生け花をしてみても良いでしょう。

曲線になるのをなるべく避け、まっすぐな状態のチューリップを生けたいという場合は、花の付け根から約1センチのところに細い針で穴を空けると、浸透圧が変化し水揚げが良くなるため、茎の曲がりがまっすぐになります。

長く楽しみたい場合はその方法を使ってみて生けてみてくださいね。

つつじ

つつじは、4月から5月にかけて開花する花木(美しい花を咲かせる木のこと)の一種です。花の大きさも色も種類によってさまざまなため、同じツツジといっても生けるツツジの種類が変わるだけでガラッと印象が変わります。

その華やかさを生かし、一種生けでも充分美しく豪華になります。他の花を合わせる場合は、色の濃い小さめのツツジだと白いカラー、すずらんなどを使うとお互いの魅力を上手く引き立てることができ良いでしょう。

ツツジなどの花木を生ける際は、固いので少し大変ではありますが、枝の切り口を花切りバサミで半分に切ることで、剣山にも挿しやすく、また水揚げも良くなるのでぜひ試してみてください。

山吹

春の季語としても使われる山吹は、山吹色という色の名前まであるように美しい色の花を咲かせ、優しい印象を感じさせてくれる春のお花の一つです。

万葉集にも登場することから、遥か昔からその美しさで人々を魅了してきたことが伺えます。

生け花に使用する際は、雲龍柳などの曲線を美しく出せる枝物を使用することで、山吹の美しさをより一層引き立ててくれるでしょう。

春はたくさんの美しい花が咲き誇るため、今回ご紹介させていただいた花以外にもたくさん生け花にぴったりな花があるので、テーマに合わせて色々使われてみてください。

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