生け花において切り花を長持ちさせる方法

生け花において切り花を長持ちさせる方法

生け花をする際、せっかく一生懸命に生けた生け花があまり長持ちしないまま枯れてしまって勿体無く感じてしまう方も中にはいらっしゃると思います。しかし、少しの工夫をするだけで、切り花の持ちがグッと良くなるのです。今回は生け花において切り花を長持ちさせる方法についてご紹介させていただきます。

花持ちをよくするために大切な「水揚げ」

「水切り」
お花を生けるにあたって最も基本的な手順となっています。ボウルなどの深さのある容器に冷たい水を入れ、その中で花を切っていきます。お水の中で花を切ることで、水揚げが上手くいき、花持ちが良くなります。水揚げの量を増やすために投げ入れでは花の茎を斜めに切った方が良いのですが、剣山を使って生け花をする場合は剣山に花の茎が刺さりやすいように茎を真っ直ぐ切り落としてください。全ての花材に適した方法です。

「深水」
たっぷりの水に浸し、その圧力で水揚げをする方法です。葉の多い花材に対しては新聞紙を巻き、深めの花瓶やバケツに8割から9割の水を入れて2時間ほどおきます。
少し元気がなくなっているお花に用いると効果的です。ほぼ全ての花材に効果的ですが、胡蝶蘭など花びらに水滴がつくとシミになる花材に対しては通常の水切りを行なってください。

「燃焼」
水切りや湯あげでも効果がさほど出なかった場合に用いる方法です。火に直接当てるため、葉や花は新聞紙に包んでから行うようにしましょう。バーナーやガスコンロの炎に2、3センチほど茎を当て、回しながら燃焼していき、焼き終わったら深水をして1、2時間ほどおきます。生ける際に燃焼した茎の部分をカットしましょう。茎の固い花材には効果的ですが、茎の柔らかい花材に対してはこの方法はできません。

「湯あげ」
熱湯と冷水を使って、強い圧力で水を一気に押し上げる方法です。湯あげをするさいは、沸騰した水の中に茎の根元2、3センチ程度を30秒ほど入れ、そのあと水につけたまま1、2時間ほど置いておきます。固い茎を持つ花材には効果的ですが、チューリップなどの茎が弱い花材、蘭などの湯気に弱い花材は避けるようにしましょう。
湯あげでは茎が変色するため、水盤に生ける生け花の場合はその部分をカットして使ってください。

水中を綺麗に保ち花持ちを良くする方法

「綺麗な水に生ける」
花を生けていると水の中にバクテリアが発生し、それが花を枯れさせてしまう原因となります。そのため、夏場は毎日、それ以外の季節は3日に1回ほど水を替えるようにしましょう。その際冷蔵庫で冷やしておいた冷たい水を使うとお花の鮮度が良くなります。また、水を替えても花器がそのままだと良くないので、お水を替える際に花器も洗剤で良く洗ってください。

「切り花延命剤を使う」
切り花延命剤を使うことで花材や葉もの、枝ものを何も入ってないお水を使うより、長持ちさせてくれます。液体タイプと溶かして使うパウダータイプのものがあり、どちらもフラワーショップなどで購入可能です。

「漂白剤を入れる」
漂白剤を入れることで、殺菌能力を高めてくれる効果があります。入れすぎると花に対して負担になってしまうため、一滴くらいを目安に用いてください。

「10円玉を入れる」
銅イオンが殺菌能力を高めてくれる効果が期待できます。水盤を使う生け花の際は見えてしまうため用いることが出来ませんが、壺を使う投げ入れの際は10円玉を2、3枚入れてみるのもおすすめです。

まとめ

花材に合った水揚げや、水を替える際に少しの工夫をすることで、花を長持ちさせてみましょう。より長い期間生け花が楽しめるようになりおすすめです。

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