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和の雰囲気にぴったりな生け花におすすめの花材

和の雰囲気にぴったりな生け花におすすめの花材

生け花の初心者の方で、最初に難しいと感じる点の一つに花材の選択があります。どのような花材が生け花に合うのかというのは、お稽古を重ねて行く中で少しずつ身についてくる感覚でありますが、今回は生け花においてよく使われる花材についてご紹介させていただきます。

日本の国花でもある「菊」

通年を通してお花屋さんで購入可能な点や花持ちの良さから、生け花においてもとてもよく使われる花材となっています。天皇を象徴する花として取り入れられたり、平安時代の「古今和歌集に盛んに菊のことが詠まれていることからも、日本人にとても馴染み深い花であることが伺えます。

また大ぶりのものから、小菊やスプレー菊などの小ぶりのものまであるため、メインの花材として使っても、副や控の位置に使う花材としても重宝されています。数種類の菊を使って、菊だけで構成する生け花は気品があって素敵なアレンジとなります。茎の線がまっすぐなものが多いため、枝ものと合わせて線の美しさを活かした生け花もおすすめです。

鮮やかな紫色が美しい「カキツバタ」

生け花をしない方にとってはあまり馴染みのない花ですが、生け花の世界においてカキツバタはよく使われる花材の一つである馴染み深い花となっています。初夏になると美しい紫色の花を咲かせ、下に向かって膨らんだ特徴的な花びらが可愛らしい花材です。「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉があるほど、アヤメやショウブととてもよく似ていますが、見分ける違いとしては、花弁の弁の元に白い目のような模様があるものがカキツバタとなります。

カキツバタは明るい緑色をしたシャープな線が特徴の葉もメインとして使われることが多く、生け方としては、カキツバタの花を控えめにして、葉を多く生ける方法がおすすめです。美しい緑色の中に可憐に佇むカキツバタの花の美しさをより一層活かすことができます。

花持ちもよく色どり豊富なカーネーション

生け花だけでなく、一般的にたくさん販売されており菊や薔薇と並んで「切り花3大種」と呼ばれるほど、メジャーな花の一つでありますが、生け花においてもよく使われる花材の一つとなっております。切り花の中でも特に花持ちの良い品種であり、きちんとケアをすれば夏場でも10日ほど、冬場だと3週間ほど美しい状態のまま咲き続けてくれます。

一般的にはスプレー咲きと呼ばれる小さなサイズの花々が一つの花の茎に咲く品種が広く認知されていますが、最近では花の大きさが10センチほどになる大きな一輪咲きのカーネーションも人気が高まってきました。生け方としては、スプレー咲きのカーネーションは副の位置や控の位置、従枝として使い、大きな一輪咲きのカーネーションはメインの花材として使うと良いでしょう。葉物と合わせても、枝ものと合わせてもとても美しい万能な花材です。

清廉な印象の「カラー(カイウ)」

お花屋さんでは「カラー」という名称で売られていることが多いですが、生け花の世界では「カイウ」と呼ばれることが多くなっています。シュッとした線の美しさが特徴のカイウは、清廉な印象の白い花が一般的によく売られていますが、紫やピンク色なども白いカイウとはまた印象が変わって可愛らしい花です。

生け方としては、茎が曲がりやすく折れにくい性質であるため、その特性を取り入れて茎を湾曲させて生け花に用いても、線の美しさが活かされ動きが出るためとても素敵な仕上がりの生け花となります。

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