薊とチコリの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え、花言葉

薊とチコリの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え、花言葉

読み方

あざみ

別名

野薊(のあざみ)、ドイツ薊(どいつあざみ)

科目

キク科アザミ属

学名

Cirsium japonicum

英名

Thistle

原産地

北半球

開花時期

3月〜7月

誕生花

「3月19日」「4月19日」「9月18日」「10月21日」

花言葉

「独立」「報復」「厳格」「触れないで」

西洋での花言葉は「independence(独立)」「nobility of character(人間の高潔さ)」「austerity(厳格)」「misanthropy(人間嫌い)」になります。

スコットランドでは、1263年にノルウェー軍が侵攻した際、アザミの葉にあるトゲが国土を守ったとされ、それ以来、スコットランドの標章と国花になっていて、花言葉の「独立」「報復」はそのことに由来すると言われています。

名前の由来

アザミは、花をおろうとするとトゲが刺さって驚くことから、「驚きあきれる」を意味する古語「あざむ」が語源になったという説があります。西洋では、聖母マリアが処刑されたキリストの十字架の釘を抜いて埋めたところからアザミが生えてきたという伝説があり、「祝福されたアザミ」「聖なるアザミ」とも呼ばれたりします。

薊(アザミ)について

キク科アザミ属の多年草で、北海道、本州、四国、九州の全国に海岸から高山までいろいろな場所に生えています。葉は厚く、通常羽状の欠刻があり鋸歯なためギザギザしています。頭状花は全て筒状花です。茎に毛が多く、早くて5月〜6月から直径3cm〜5cm程度の頭状花をつけます。色は白色、淡紅色、濃紫色などがあります。

秋に咲くものはノハラアザミ、亜高山・高山の草原のナンブタカネアザミ、山地の草原に自生するナンブアザミ、川岸などの湿地に自生するサワアザミ、中部、関東の山地に自生するトネアザミ、新潟県のノアザミなどがあります。

アザミ属について

学名はCirsiumです。キク科の属の1つです。多年草または1年草で、北半球の温帯から寒帯に分布しています。北アメリカに約90種、ヨーロッパに約60種、中国に約50種、日本に約60種など、全部で約300種程あります。日本の主な種は、アイズヒメアザミ、ダキバヒメアザミ、キンカアザミ、セイヨウトゲアザミ、タテヤマアザミ、ダイニチアザミ、ビッチョウアザミ、オガサワラアザミ、オニアザミ、シマアザミ、ヒメアザミ、ノマアザミ、チョウカイアザミ、コイブキアザミ、ヒッツキアザミなどがあります。

キク科について

学名Asteraceaeで、被子植物真正双子葉類に属する1分類群です。最も進化して最も分化している植物と言われています。世界で約950属2万種あります。日本では約70属360種のキク科植物が知られています。地球上のほとんどの地域で生育ができます。キク科の植物に抗変異原性があるものが多いです。12の亜科に分類されます。その内4亜科が99%の種を含みます。代表的な亜科は、ムティシア亜科、アザミ亜科、タンポポ亜科、キク亜科です。

主な属は、ノコギリソウ属、ノブキ属、ヌマダイコン属、カッコウアザミ属、モミジハグマ属、ニオイヤグルマ属、ブタクサ属、カイザイク属、ヤマハハコ属、エゾノチチコグサ属、アンセミス属、ゴボウ属、ハゴロモギク属、ウサギギク属、ヨモギ属、シオン属、オケラ属、アゲラティナ属、バッカリス属、ヒナギク属、センダングサ属、ブラキカム属、ブプタルマム属、キンセンカ属、エゾギク属、ガンクビソウ属、ヤグルマギク属、トキンソウ属、キク属、チコリウム属、アザミ属、コレオステフス属、イズハハコ属、キンケイギク属、アキザクラ属、アゼトウナ属、フタマタンポポ属、クロスペディア属、チョウセンアザミ属などがあります。

まとめ

かなり独特の外見が特徴的なアザミ。触るのをためらってしまう花です。色もピンク〜紫とあり、ピンク色の場合は、まだ鮮やかさがあるのですが、紫色になると、どこか怪しげな植物の感じを受けてしまいます。「独立」「報復」などの少し過激な言葉を花言葉に持つアザミはノルウェーからの侵攻から守ったとしてスコットランドの国花でもあるのですが、確かにスコットランドのいろいろなホームページなどを見ているとたまにアザミが載っていたりします。花、葉、どこを見てもトゲトゲした印象のアザミですが、国花という見方をすると堂々としていて力強さを感じる非常に由緒正しき花の1つに見えます。ぜひ、見かけた際は何枚か写真に収めたい花ですね。

チコリのプロフィール

一般名 チコリ
学名 Cichorium intybus
科名 キク科
属名 キクニガナ属
原産地 ヨーロッパ、中央アジア
草丈 120~150cm
花径 1~2cm
開花時期 5~9月

チコリの説明

キク科の野菜で初夏に花茎を伸ばして夏に青い花を次々に咲かせます。柔らかい部分や花はサラダなどに生食されます。秋に葉を落とし、根株を冷暗所で育てると軟化して舟形がの若菜が重なった小さな白菜のような形状になります。若葉を茹でて食用にしますが少し苦みがあるため、日本では「菊苦菜(きくにがな)」と呼ばれることもあります。

チコリの花言葉

「節約」
「待ちぼうけ」

花言葉の由来とエピソード

チコリの根を掘って天日干しにしてから火にかけて炒って粉末にしてお湯を注ぐと、コーヒーに似た味の飲み物になります。戦後の物資不足でコーヒー豆が手に入りにくいときに代用として飲まれたり、本物のコーヒーに混ぜられたりしていたため、「節約」という花言葉がうまれました。現在はチコリで作った飲み物はノンカフェインで「ヘルシーコーヒー」として健康志向の人々に飲まれています。イヌリンや苦味質を含み、むくみや便秘、高血糖や糖尿病に良いとされています。

チコリはドイツでは少女の化身とされ、チコリの花が青いのは、いつまでも帰って来ない恋人を道端で待ちわびた少女の涙の色だからだと言われています。ドイツ名の「ウェグワート」には「道端で待ちわびる人」という意味があります。ここから「待ちぼうけ」の花言葉が生れました。チコリの花が咲く時間が短いのは、少女の涙が枯れてしまうからだそうです。

ギリシャ神話に登場するフロリオールは、花のようにとても美しい魅力的な乙女だったので、天国の太陽神アポロンの心をも奪ってしまいました。アポロンは地上に降りてフロリオールに熱く告白しました。フロリオールは「神様と人間の自分とでは身分の差が開きすぎているから、プロポーズされたときのことを考えると皆から反対されるに違いない」と考えたフロリオールは、アポロンの求愛を断ってしまいました。アポロンは、まさか自分が振られるとは夢にも思っていなかったのでショックを受けました。ショックはやがて怒りに変わり、とうとうフロリオールをチコリの花に変えてしまいました、そして、太陽が出ている間は空で輝くアポロンを見つめ続けていなければ生きていけないようにしてしまいました。チコリの花は、たくさんの花びらを放射状に広げて咲き、まるで太陽の花のようにみえます。昔は、チコリの種子は媚薬として珍重されていました。アポロンとフロリオールの神話から、愛する相手がいつも自分だけをみつめているようにという思いがチコリの媚薬を生んだのでしょう。

チコリの誕生花日付

3月11日

まとめ

チコリの青い花の色は、夕方が近づくにつれて色が薄くなって、花が閉じるそうで、少女の涙が枯れる姿を連想させ、少し悲しい気がします。しかしチコリは全ての部分を食べることができる人間にとってとても役に立つ野菜です。日本ではまだ、いつもお店に並んでいるという野菜ではありませんが、見かけたら食べてみてくださいね。オードブルを乗せるお皿として使うのが手軽で見た目もきれいで美味しいです。チコリはレタスや白菜のような葉の植物です。とても青い美しい花が咲くようには思えず、先日ホームセンターで売っているのをみかけて買って植えてみました。今はまだ葉だけなのですが、もう少しすると花が咲くそうです。どのようにチコリの青い花が咲くのか今から楽しみです。

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