クチナシとクレマチス・ゼラニウムの育て方

クチナシとクレマチス・ゼラニウムの育て方

「クチナシ」の基本情報

一般名 クチナシ
学名 Gardenia jasminoides
科名 アカネ科
属名 オクチナシ属
原産地 日本を含む東南アジア
草丈 2~3m(鉢植え:20~30㎝)
花径 5~10cm
開花時期 6~7月

「クチナシ」の説明

クチナシは、真っ白な花と光沢のある緑の葉っぱが印象的で、とても香りが良い花として知られています。日本では静岡県以西に自生しており、半日陰の日沃地で生育します。
花は一重咲きのものと、バラの花のように豪華な八重咲きのものがあります。八重咲のクチナシを「ガーデニア」といいます。一重咲きのクチナシの実は山梔子(サンシシ)という薬草名で、解熱剤や解毒剤等に利用されます。また「シクロン」という黄色の色素が含まれていますので食品の着色料(たくあんやきんとんの色付けなど)や染料としても使われています。
中国・台湾を経てフィリピン諸島や熱帯の地域に伝わりました。

「クチナシ」の花言葉

  • 幸せでうれしい
  • 私は幸せ
  • 喜びを運ぶ

「クチナシ」の花言葉の由来

クチナシの甘く濃厚な香りは、人々をロマンチックで幸せな気持ちにさせます。この事から「幸せでうれしい」「私は幸せ」「「喜びを運ぶ」といった幸福を表す花言葉になったと思われます。/**
また、 クチナシの名前の由来は、花後にできる実は熟しても口を開かないため、「口無し」とつけられたとされています。

「クチナシ」にまつわるエピソード

アメリカのエチケットの本には、「男性が女性をダンスパーティーに誘う前に、胸飾りとして花屋さんから届ける際に選ぶ花は、クチナシの花をえらんでみては」と紹介されているようです。こんなに白くまた香りが素敵なので、送られた女性は幸せな気持ちになるのは当然でしょう。ちなみに、カトレアとクチナシはダンディーな印象の花。カトレアが高価なのに対して、クチナシは安価だけれども清楚で、服によく似合う花です。

また、女の子のいる家庭では、庭にクチナシを植えてはいけないといわれています。これは迷信なのですが、「嫁の口がない」という意味のこじつけだそうです。迷信ですが、なんとなく信じてしまいますね。他にも、ヨーロッパでは天国に咲く花とされており、邪悪なものを追い払う力があるといわれています。

思いでの花、クチナシ

幼いころ、私の実家の玄関先にクチナシの花が咲いていました。雨か曇りの記憶が多いので、季節は梅雨の時期だったのでしょう。真っ白に咲くクチナシの花とその強い香り、光沢のある黄緑色の若い葉っぱの姿に見とれ、幸せな気持ちになった事を今でも覚えています。そして若葉の中に緑と白をストライプ状にひねった蕾の姿を見つけると、とても嬉しい気持ちになり花が咲くのを楽しみに待っていました。しかし、一つだけ残念に思ったことがあります。それは、大量の青虫がくっついていること。毎年花を咲かせる前に、祖父が大掛かりに消毒をしていたのですが、いつも青虫が大量発生。地面には、黒い点々が・・・。ちょっと残念でしたが。
今でもこの花の香りを恋しく思い、時々クチナシの花を探しています。子どもの頃の体験は、ずっと続くものなんですね。

クレマチス

別 名 :テッセン,カザグルマ
科 目 :キンポウゲ科 クレマチス属
原産地 :日本,中国,南ヨーロッパ,西南アジアなど温帯地域

花の特徴

花は花弁に見えるものはがく片で、花弁は小さいか、ないものが多いです。花色は豊富で主に青~紫系・赤~ピンク系、黄色系、白、復色があります。花の咲き方は一般的には中~大輪の一重の花が出回りますが、種類により八重咲き、ベル型、チューリップ咲きなど様々です。草丈は50~300㎝以上まであります。

花の育て方

11月~3月頃に植え付けます。鉢植えでも庭植えでも育ちます。庭に植えるときも、1年は鉢で栽培し、株を充実させてから植えつけます。庭植えでも鉢植えでも、植えつけの際に深植にしておくことが重要です。
庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2~3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。また、酸性土を嫌いますので、植え付けの際、有機石灰などを混ぜておきます。半日以上日の当たる水はけのよいところに植え付けます。風通しのよい場所であれば最適です。肥料食いの植物なので、庭植えの場合は、元肥として植えつけ時に完熟堆肥を十分にすき込むとともに、花後の6月と冬に化成肥料を一握り根元にまいておきます。
鉢植えの場合、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から出るまで、たっぷりと水を与えます。特に夏は乾きやすいので、水切れさせないよう注意します。2週間に1回程度、液肥を与えるとともに、生育期間中は月に1回置き肥を与えます。

注 意

立ち枯れ病とセンチュウに注意。ナメクジ、夏期のハダニも発生しやすいです。アブラムシは他の植物を消毒するときに、オルトラン乳剤を散布します。病気にはダイセンなどで予防します。

花の楽しみ方

大輪や八重咲きの園芸種に加え、原種を中心に清楚な小輪種も出まわるように。壁面や樹木にからませて咲かせたり、鉢仕立てにしたり、楽しみ方も多彩です。アーチやトレリス、オベリスクなどに絡ませて用います。豪華なものから野趣のあるものまで品種を選べるので洋風から和風まで様々な庭に合わせることができます。花色が豊富でイメージに合わせやすく、主張しすぎることも少ないのでとても使いやすいです。鉢植えであんどん仕立てにする場合でも、なにかしら他の植物を合わせてみるといいと思います。 類がすでに多いうえに多数の交雑・改良品種があるためコレクションする楽しみもあります。

一諸に植えたい草花

モッコウバラ,ラムズイヤー

解 説

クレマチスは世界中に250種~300種が分布します。特に北半球に温帯に多く分布し、日本にもおよそ20種が自生します。ほとんどの種がつるを長く伸ばし、名前もギリシア語のクレマ(つる)に由来します。一見すると花びらと思われる部分は、がくが色づいたもので、本来的な花びらはありません。
日本では古くからテッセン〔C. florida〕やカザグルマ〔C. patens〕が栽培されていました。19世紀にシーボルトらによって日本のテッセンと中国のラヌギノーサ〔C. lanugionsa〕がヨーロッパに持ち込まれます。それらとヨーロッパ原産種が人の手によって掛け合わされ、大輪咲きの園芸品種が作り出され、これがUターンするかたちで大正時代、日本に入ってきて、本格的な改良が始まりました。

ゼラニウムの説明

科目 フウロソウ科 別名 テンジクアオイ 原産地 南アフリカ

四季咲きで真冬と真夏以外はほとんど咲いてくれるありがたい花です。比較的、寒さ暑さにも強く管理もしやすい丈夫な花です。葉の形も班入り美しい丸い形をしています。花色もピンク、白、赤、紫など豊富です。

ゼラニウムの育て方

殖やし方としては、種まきに適しているのは、発芽温度が高めのため、晩春かあまり暑すぎない秋口です。挿し木も10センチ前後の茎を切り取って用土にさしておくだけでできます。通年できますが、暑さや寒さの季節を苗の時期で過ごさないようにするための時期を考えましょう。

ゼラニウムは、水はけのいい土でやや乾燥気味の環境を好みます。植えている期間が長いため、緩効性の肥料をすきこんで、生育とともに液肥などを1月に一度など定期的に与えていくといいでしょう。花の咲いている期間、春や秋など少し多めに施してあげます。

手入れをよくしていても、自然に葉が、枯れてきたり、落ちたりします。そうするとくきだけががひょろひょろとのびたような、間延びした印象をあたえることがあります。春や秋など、よく株が生育する時に、切り戻しをおこなうと生長がはやいた。間延びした姿をすぐに整えることができます。ただいっぺんに切りすぎないようにしましょう。何度かわけて、少しずつ整えます。花は新しい芽につきますので、切り戻しで新しい芽をだしますので、花の咲く位置をじぶんの思う位置に整えることもできます。

花がら摘みもまめにおこない、一つの茎の花が全部枯れたら、根元から切り取りましょう。通年育ちますので、鉢やプランターで育てていう場合は、1年に1回ぐらいは、ひとまわりおおきなものに植えかえて新しい用土を足してあげて 根詰まりを防ぎましょう。

ゼラニウムと一緒に育てるといい花

通年咲きとおしてくれますので、いろいろな組み合わせが楽しめます。葉も美しいので寄せ植えには便利な存在です。やや乾燥気味なのが好きなのと生育が旺盛なのでほかの花を押しのけてしまわないか、スペースを考えて植え付けましょう。葉が落ちて茎が伸びて草丈が高くなってしまった場合などは前面に横に広がりがちなスイートアリッサム、アイビーをアクセントに植え付けるとバランスがとれるのではないでしょうか。春の定番、色調をそろえてパンジービオラなどと合わせてもいいし、横に伸びる品種のゼラニウムもありますので、色違いのゼラニウムだけを組み合わせて、プランターに入れて窓辺に飾るのもすてきです。

まとめ

ゼラニウムには独特のにおいがあり、敬遠されるときもあります。最近はバラのようないい香りのするローズゼラニウムが出てきています。虫よけにもなる香りだそうです。

テレビに映し出されるヨーロッパの風景。大きな出窓ひとつひとつに、鉢やプランターに植えた華やかな花がつるしてあります。その代表格がゼラニウムではないでしょうか。ゼラニウムの赤と北国の白い壁が対比され、一層美しさをましていました。最近では。日本でもハンギングバスケットなども盛んになり、窓辺を飾ろうという人が増えました。真冬と真夏以外はほとんど外でも楽しめる花です。季節季節で別の花やアイビーも組み合わせて、ゼラニウムの花を窓に飾ってみませんか。

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