あじさい・ニチニチソウの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え

あじさい・ニチニチソウの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え

「あじさい」の基本情報

一般名 あじさい
学名 Hydrangea macrophylla
科名 ユキノシタ科
属名 アジサイ属
原産地 日本
草丈 1~2m
花径 10~20cm
開花時期 6~7月

「あじさい」の説明

アジサイの花は、外側に花びら状に咲く装飾花と、内側につく小さい両性花で成り立ち、目立つのは装飾花の部分です。
別名「ガクバナ」「ガクソウ」といいます。「アジサイ」は、日本原産の「ガクアジサイ」を観賞用として品種改良された総称です。初夏から梅雨時期の風物詩となっており、東北地方よりも南に生息します。花の色は、白色、桃色、青色、水色、紫色など色とりどりで、開花時は薄い色ですが、次第に濃い色に変化していきます。

「あじさい」の花言葉

  • 耐える愛
  • うつろい
  • 冷たい美
  • 辛抱強い

「あじさい」の花言葉の由来

昔、あじさいの事を「アズサイ」と呼んでいました。「アズ」→集まる、「サイ」→真藍の意味をあらわしています。
あじさいの特徴に「開花の時は薄い色をし、次第に濃い色に変化する」とあります。これは、育つ土の状態で色が変化します。土壌が酸性で、アルミニウムが入っていれば花の色はピンクからブルーへかわります。これは「うつろい」の花言葉に結びつくでしょう。また、「冷たい」と感じさせるのは、花の色の様子からのようです。「辛抱強い」とは、花の咲く時期が長いことからきているようです。

「あじさい」にまつわるエピソード

「こんな咲き方もわるくない」という、詩人家・サトウハチローさんの詩をしっていますか?現在多く見られる観賞用の華やかなあじさいとはちがい、「山あじさい」が題材になっています。

「山あじさいはぽっつりと 山の谷間に咲いている
淡い色して咲いている ただぽっつりと咲いている こんな咲き方もわるくない
山あじさいはひっそりと 風にゆられて咲いている 何もおもわず咲いている
ただひっそりと咲いている こんな咲きかたもわるくない」

同じあじさいでも、初夏の頃に山の谷あいに咲く地味な花です。ひっそりとぽっつりと咲く情景、その地味さの中にも、「したたかさや強さ」があり、なんだか人間の姿と重なりませんか?色んなあじさいがあるけれど、それぞれに魅力を感じさせる花のような気がします。

もう一つのエピソード

毎年5月末~6月中旬にかけて、九州の長崎では「ながさき紫陽花(おたくさ)まつり」が開催されています。
オランダ商館医であったシーボルトが愛したあじさいの花を、長崎で出会った運命の女性「お滝さん」の名前からとって「オタクサ」としてヨーロッパに紹介したと伝えられています。オランダ医学(蘭学)を日本人に教授する傍ら、日本を調査するという密命も持っており、持ち出し禁止である日本地図や植物を手にしていったシーボルト。しかし、禁制品が見つかるとシーボルトは国外通報され二人は離れ離れになってしまったと言われるお話は有名でしょう。なんだか、とっても切ないですね。そんなエピソードを持つあじさいを長崎の街中で観ることができます。
長崎市の花であるあじさい。「和・華・蘭」の文化の混じった異国情緒あふれる長崎にとっても似合う花なんだと思います。雨にしとしとと降られ、だけど華やかさを増すあじさいに、強さと元気をもらっているように感じます。

花 名:ニチニチソウ
科 目:キョウチクトウ科
別 名:ビンカ、ニチニチカ
原産地:マダガスカル島、インドネシアなどの熱帯
開花期:7〜10月
草 丈:20〜60cm
花 色:白、赤、桃 他
花言葉:若い友情、生涯の友情、楽しい追憶、優しい

毎日新しい花を咲かせる草花

ニチニチソウは、原産地がマダガスカル島で、花色は濃い赤、ピンク、白などがあります。
鮮やかな葉をたくさん繁らせ、元気に鮮やかな花を咲かせる様子は、夏の暑い盛りに清涼感を与えます。花の形はとてもシンプルで、濃い緑色の葉のバランスがとても美しい草花です。元々は、熱帯性の亜低木でしたが、草丈が50cm以上になる高性種もあります。
ニチニチソウは、暑さにも乾燥にも強く、とても育てやすい植物です。古い花は、しおれることなく、そのまま散ります。
元々の和名はニチニチカ(日々花)で、毎日新しい花を咲かせることから、由来しています。

湿気に気を付ければ強く育つ

ニチニチソウは、花期が長く、次々に花を咲かせる夏の代表花の一つです。古い花がそのまま散るので、基本的には花がらを摘む必要もなく、乾燥にも強く、手間のかからない草花です。
暑さにも強く、半日陰でも元気に花を咲かせるので、環境をあまり選びません。ただし、水はけのよい土を好み、湿度が高すぎる環境は苦手です。あくまでも土の表面が乾いたら水を与える程度にします。水を与えすぎると根が弱ってしまいます。また、蒸れにも弱いので、特に梅雨時期は風通しの良い環境を作ってあげましょう。
タネ蒔きの時期 は、4月後半 ~ 5月です。22℃~25℃くらいと、比較的高めの温度で発芽するので、春でも遅い時期に行います。
移植を嫌う性質があるため、小さい苗のうちに移植するか、プランターなどに直まきして、発芽後間引きます。少し大きくなったら、芽をつんで脇芽から多く枝が出やすいようにしてあげましょう。

夏には白で合わせて爽やかに

ニチニチソウで最もポピュラーなのは華やかなピンク色ですが、最近は花色の種類も増えてきました。アプリコット色の「アプリコットデライト」や、清楚なラベンダー色もあります。
でも、なんといっても白色のニチニチソウは、その白色の美しさが目を惹きます。夏の青空に映えてとても爽やかです。白いニチニチソウをメインに、カラミンサ、ペンタス、バーベナなど、白い花を集めて寄せ植えをしても夏にぴったりです。
小花とあわせることで、ニチニチソウの花の色が引き立ちます。また、アサギリソウの様なリーフと合わせても暑い時期に涼しげになります。

手のかからないのも魅力の一つ

ニチニチソウは、日本へは1780年ころ渡来し、切り花用に広く栽培され、品種改良されてきました。今では日本の庭によく見られる定番花の一つです。
学名は、ギリシア語で、純粋な花という意味です。
夏でも瑞々しい葉に、平らでシンプルな花を咲かせるニチニチソウ。その育てやすさもこの花の魅力です。そんなに手をかけなくてもきれいな状態の花を眺める事が出来るので、忙しくて花の世話をする時間のない人にもおすすめです。また、種子からでも簡単に育てられ、夏の暑い盛りでも花をどんどん咲かせますので、初心者にも始めやすい草花です。
また、最近では鉢花としても人気が高く、吊り鉢やプランターなどに植えて利用されています。どの花にも合わせやすいニチニチソウを寄せ植えに加えてみるのはいかがですか?

フラワーアレンジメントフラワーアレンジメント