スイートピーとポインセチアの花について

スイートピーとポインセチアの花について

「スイートピー」の基本情報

一般名 スイートピー
学名 Lathyrus odoratus
科名 マメ科
属名 ラティルス属
原産地 地中海沿岸のイタリアにあるシチリア島
草丈 1~2m
花径 2~3cm
開花時期 4~5月

「スイートピー」の説明

スイートピーは、つる性の一年草で、寒さに強く日当たりのよい場所で生育し、白、桃色、赤、紫等の花を咲かせます。
スイートピーは香る豆でありる反面、毒をもっています。その毒は、脚を麻痺させたり失神するなどの重い症状を引き起こすといわれていますが薬としても用いられています。「ラチリウム」という医学用語をもっている花としても知られています。
別名を「匂豌豆(においえんどう)」「麝香豌豆(じゃこうえんどう)」といいます。「麝香豌豆」の「麝香」とは、おすの麝香鹿の下腹部からとれる香料の事です。匂いが良いものに付けられ代名詞です。
日本へは、明治の初めに伝わりました。

「スイートピー」の花言葉

  • 門出
  • 別離
  • 優しい思い出
  • デリケートな青春の喜び

「スイートピー」の花言葉の由来

花のひらひらする感じが、今まさに飛び立とうとする蝶々の姿に似ていることから、「門出」「別離」という花言葉に結びつけられました。
また、スイートピーの「スイート」は、花の場合、香りのよいことを表しています。そして、フリルの付いた花の様子やそのやさしい色は、甘くて優しい感じがします。その印象から、「優しい思い出」「デリケートな青春の喜び」という花言葉になったのでしょう。

「スイートピー」にまつわるエピソード

スイートピーの花は、17世紀末、地中海のシチリア島に住んでいたイタリア人の僧侶「フランシスクス・クパーニ」によって紹介されたことが始まりとされています。そしてイギリスの植物コレクターに渡ります。
この時の花は小さかったのですが、品種改良が行われ大きな花びらへと変化していきました。そして、数多くの品種が生まれます。

「スイートピー」の思い出

私がこの花を知ったのは、歌手・松田聖子さんの「赤いスイートピー」の曲でした。
松本隆さん作詞、松任谷由美さん作曲の大ヒット曲です。松本隆さんは、多くの歌手に提供している言葉の魔術師といわれるくらい巧みな表現をされる作詞家です。また松任谷由美さんは、魅力的な歌声を持つ歌手、そして作詞家としても有名な方ですね。そんな多才なお二人が作られたこの曲は、一度聴いたら忘れられないずっと心に残る名曲です。
スイートピーの花言葉である「優しい思い出」「デリケートな青春の喜び」を、そのメロディーと歌詞に照らし合わせて聴くと、うなずいてしまいます。イントロもそうですし、特に出だしの歌詞「春色の汽車にのって海に連れて行ってよ 煙草の匂いのシャツにそっと寄りそうから」を聴くと、「赤いスイートピー」とすぐにわかるところが、この曲の魅力の一つだと思います。
章節のくくりに使われている「心の岸辺に咲いた赤いスイートピー」の部分は、せつない心の様子にフリルが付いたようなスイートピー花びら、そしてほんのりと香りがする姿が重なって甘い気持ちにさせられます。
キラキラした海に春の日差しを見ると、心の中でこの曲が流れるのは私だけでしょうか。

ポインセチアのプロフィール

一般名:ポインセチア
学名:Euphorbia pulcherrima
科名:トウダイグサ科
属名:ユーフォルビア属
原産地:メキシコ、中央アメリカ
草丈:20㎝~1.5m
花形:杯状花序
開花時期:11~1月

ポインセチアの特徴

ポインセチアは、葉の上にある苞葉が赤く染まり、観賞用になります。花は、苞葉の上で小さく粒状に咲きます。赤だけでなく、白やピンク色に染まる種類もあります。苞葉が色を変えるためには、日光が差さない時間が12時間以上必要になります。自然界では9月の秋分の日を境に日が短くなりますから、11月から12月にかけて赤く色づきます。まさに、クリスマスシーズン!ということで、クリスマスを飾る代表的な植物となっています。屋内で育てる場合には、夜につける電灯の影響を受けないよう、9月の後半から、段ボールなどで覆う必要があります。

ポインセチアの花言葉

ポインセチアの花言葉は、「祝福」、「幸運を祈る」、「聖なる願い」、「私の心は燃えている」、「清純」です。

ポインセチアの原産地はメキシコですが、メキシコでは、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」という名前で呼ばれています。17世紀に布教のために住みついたメキシコでポインセチアを見つけた修道士たちは、ポインセチアの苞葉の形をベツレヘムの星(クリスマスの星)になぞらえました。それで、花言葉にも「聖なる願い」、「祝福」、「幸運を祈る」といった言葉があるのです。「私の心は燃えている」というのは、苞葉が燃えるように赤く色づくことから、「清純」も意外ですが、この赤く色づく様に由来します。日本では清純というと白のイメージですが、メキシコでは、この燃えるような赤が清純をイメージする色だったようです。

ポインセチアの名前の由来

ポインセチアは、原産地の近くでは広く知られた花でしたが、欧米で知られるようになったのは19世紀に入ってからです。米国の初代メキシコ公使、ジョエル・ロバーツ・ポインセットがアメリカに紹介したので、彼の名前をとってポインセチアと呼ばれるようになりました。

和名は、ちょっと面白い名前です。「猩々木(しょうじょうぼく)」というのですが、猩々は、中国や日本の古典に登場する想像上の動物です。お能や地方の伝説や昔話にも登場します。お能の「猩々」という題目では、猩々は大酒呑みで、真っ赤な能装束を着て、酒に浮かれながら舞謡います。このイメージから、猩々は大酒のみや赤いものを指すことがあります。ポインセチアも赤く色づくところから、猩々木と名付けられたようです。

見習いたいポインセチア

ポインセチアの苞葉は、なぜ赤くなるのでしょうか。これは、受粉を助ける虫や鳥を呼び寄せるためなのだそうです。ポインセチアの花はとても小さいので目立ちませんが、苞葉が赤くなることで目立ち、虫や鳥を引き寄せることができるのだとか。種の保存のために受粉は不可欠、自然界ってすごいなあと思います、ちゃんと理由があって、赤くなる、足りない部分を補う機能がきちんとある、素晴らしいです。人を引き寄せるためには、自分に足りないものが何かを考えてそれを補うように努力する必要があると思いました。ポインセチアの花言葉のように、「私の心は燃えている」というようなポジティブさを持って生きていきたいものです。

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