キョウチクトウ、キンセンカの原産地、育て方、寄せ植え、花言葉

キョウチクトウ、キンセンカの原産地、育て方、寄せ植え、花言葉

キョウチクトウのプロフィール

一般名:キョウチクトウ
学名:Nerium oleander var. indicum
科名:キョウチクトウ科
属名:キョウチクトウ属
原産地:インド
草丈:約10~25cm
花形:筒状5弁花
開花時期:6~9月

キョウチクトウの特徴

夾竹桃は、日本には江戸時代に中国から伝来したと言われています。葉は、竹に似て両端が尖った長楕円形をしており、葉の裏面には細かいくぼみがあり、内側に気孔があります。この気孔に細かい毛が生えているため、外気からの異物除去機能が高く、大気汚染に強い木となっています。花も、ピンク、黄色、白といった花色があり、八重咲き種もあります。夾竹桃は乾燥や大気汚染に強いので、街路樹などに利用され、高速道路沿いにも植栽されています。原爆投下後の広島市内には、75年間草木が生えないと言われましたが、被爆地でもいち早く花を咲かせ、原爆からの復興のシンボルとされました。

夾竹桃の花言葉と由来

夾竹桃の花言葉は、「注意」、「危険」、「用心」、「危険な愛」、「油断大敵」です。

これらの花言葉は、夾竹桃に「オレアドリン」という猛毒が含まれていることに由来します。

夾竹桃の毒

夾竹桃に含まれている「オレアドリン」は、青酸カリよりも強いとされる有毒成分です。オレアドリンは、葉に含まれていますが、他にもネリアチン、アジネリン、デアセチルオレアンドリン、ウルソール酸などが含まれています。樹皮には、ジギトキシゲニンが含まれています。葉だけでなく、枝、樹皮、花すべてに毒性があり、少量でも致死量に至りかねないので、気を付ける必要があります。オレアドリンは、体内に入ると、神経細胞の興奮とともに、筋肉の収縮が起こり、肝機能が低下します。下痢、嘔吐、めまいといった症状が出て、心臓麻痺に至ることもあります。

フランスでは、この夾竹桃の毒により、7人が死亡するという痛ましい事故が起きました。致死量は体重1㎏に対してわずか0.30mgです。この事故の際には、バーベキューの串代わりに夾竹桃の枝を使っており、加熱する過程で肉や野菜に枝から染み出したオレアドリンがしみ込んでしまい、その食材を食べた結果、死亡することになってしまったのだそうです。オレアドリンは、熱によって分解されにくく、枝を燃やすとその煙にも有毒成分が含まれてしまうため、吸い込むと危険なのだとか。愛らしい花ですが、恐ろしく危険な植物でもあります。毒ではありますが、強心剤などの薬用にもされています。ただ、これは抽出した成分を有効利用するという形であり、ハーブ類と同様の使い方は厳禁です。

学校にもある夾竹桃の木

夾竹桃は、小学校の校庭にも植えられていたので、なじみの深い植物でした。ピンク色の花がかわいらしくて、長細い形の葉っぱで、竹の笹の葉と同様に、笹舟をつくったり、手裏剣をつくったりして遊んでいました。そんな夾竹桃が、こんなに毒性が強いというのは、とても意外でした。危険だから植えないでという声もあるようですが、排除してしまうのではなく、危険だということをちゃんと教える、「用心」することが大事だと思います。原爆からの復興のシンボルとされている夾竹桃、毒があるとはいえ、街路樹として美しい花を見せてくれる上に、空気清浄の機能も果たしてくれています。人に贈ることはないけれど、夾竹桃を見たら、「油断大敵」というメッセージだけは伝えていきたいものです。

「キンセンカ」の基本情報

一般名 キンセンカ
学名 Calendula officinalis
科名 キク科
属名 キンセンカ属
原産地 南ヨーロッパ
草丈 30~60cm
花径 7~12cm
開花時期 10~5月

「キンセンカ」の説明

「キンセンカ」は、別名を「トウキンセンカ」「ホンキンセンカ」「カレンジュラ」「ポットマリーゴールド」といいます。日当たりのよい場所を好み、黄色、オレンジ色の花を咲かせます。太陽と共に花開き、太陽が沈むと萎みます。雨の日や曇りの日は花を閉じてしまいます。花壇や鉢植え、小形種は寄せ植えに、高性種は切り花として観賞します。花の時期が長いのが特徴です。

「キンセンカ」の花言葉

  • 非嘆
  • 別離の悲しみ
  • 初恋
  • さびしさに耐える
  • 絶え間ない想い
  • 注意
  • 予防

「キンセンカ」の花言葉の由来

「さびしさに耐える」「絶え間ない想い」
この花の咲いている期間が長い事から、恋人への忍耐を表す言葉に。

「注意」「予防」
雨の降りそうな日の朝には花を閉じているので、雨を予報するといわれています。

「キンセンカ」にまつわるエピソード

ギリシャ神話「太陽の神アポロンに恋をした水の女神クリュティエ」
太陽の神アポロンとペルシア王オルカモスの娘である絶世の美女レウコトエの仲を知った水の女神クリュティエ。今までアポロンから愛されていたのに、捨てられた想いは激しい嫉妬へと変貌しました。クリュティエは、ペルシア王オルカモスに娘レウコトエの恋を嘘を交えて告げ口しました。それに怒った王は、娘を残酷なことに、生き埋めにしてしまったのです。その事を知ったアポロンが駆け付けた時には、レウコトエはもう死んでいました。アポロンは、そんな卑劣なことをした女神の元へは戻りませんでした。自分が犯してしまったことを恥じた水の女神クリュティエは、9日間、朝から晩まで太陽神に自分の顔を向けて地面に座り続けました。すると、とうとうその体が「キンセンカ」になってしまったというで伝説です。
※コロンブスのアメリカ発見後に「ひまわり」が現れ、「太陽の花」と呼ばれるようになりました。それ以前は、「キンセンカ」が「太陽の花」と呼ばれていました。

ギリシャ神話「クリムノンと太陽の神アポロン」
太陽の神アポロンを崇拝したクリムノンという少年がいました。アポロンがいる昼間は恋い焦がれる気持ちで、また夜が来るとせつなさに耐え朝が来るのを待つのです。しかし、二人の関係に嫉妬した雲の神がいました。その雲の神は、8日間アポロンを雲に隠してしまいます。アポロンに会えない少年は、とうとう悲しみのあまり死んでしまいました。アポロンは少年を悲しみ、その姿をキンセンカの花に変えたという伝説です。

まとめ

「きんせんか」には「志操堅固・忍耐」という言葉があてはめられてます。何かをなし遂げる為のゆるぎなく堅い意志、それはキンセンカのエピソードからも感じさせられます。絶え間ない思いでじっと耐えるせつなさは、しっとりとした雰囲気の葉っぱに包まれてその中から上を向いて黄金の花を咲かせる姿に重ねる事ができます。
キンセンカの花言葉は、悲しいものが多いのが特徴であり、エピソードを知れば花のもつイメージが少し変わったのではないでしょうか。
また薬用植物として中国では悪病に効く薬として信じられていましたし、またヨーロッパでも毒消しの薬として、そして食用ハーブにも利用されていました。古くから日本でも仏様の花として栽培されており、大切に扱われてきた花の一つです。

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