朝しらげの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え、花言葉

目次
読み方
あさしらげ
別名
繁縷(はこべ)、ハコラベ、ヒヨドリグサ、スズメグサ
科目
ナデシコ科ハコベ属
学名
Ophiopogon japonicus
英名
Stitch wort, Chickweed
分布
北海道から沖縄にかけて分布し、海外では世界の寒帯から熱帯にかけて
開花時期
2月〜9月
生育地
田畑、道端、荒れ地など
誕生花
「1月9日」「1月25日」「1月30日」「11月25日」
花言葉
「愛らしい」「逢い引き」「ランデブー」「追想」「密会」「私と逢っていただけますか」
名前の由来
属名の「Stellaria」はラテン語の「stella(星)」にちなみみます。花の形が星形をしていることから名付けられました。「meadia」は「草原の」という意味です。繁縷(ハコベ)の別名で、アサシラゲ、ヒヨドリグサ、スズメグサ、などあります。
朝しらげについて
ナデシコ科ハコベ属で越年草です。よくハコベと言われます。アサシラゲはハコベの別名です。春の七草の1つです。薬用として利尿を促し、産前産後の養生を良くし、健胃整腸作用もあります。
花の特徴について
花びらが10枚あるように見えますが、5枚の花びらがそれぞれ2つに裂けているためです。茎の根に4mm〜6mm程度の小さい白い花をつけます。
葉の特徴について
葉は互い違いに生えていて、卵円形をしています。
実の特徴について
花の後にできる実は熟すると下部が裂け、種子が散布される果実で蒴果です。
ナデシコ科について
学名はCaryophyllaceaeです。真正双子葉類ナデシコ目の科の1つです。
約88属2000種あります。ナデシコ目のタイプ科です。熱帯から寒帯まで、オーストラリア西武、アマゾン川などを除く世界に分布していて、近東から地中海地域に種類が多いです。ナデシコ属、センノウ属、マンテマ属など園芸植物が多いです。
主な属は、ムギセンノウ属(ムギセンノウ)、ノミノツヅリ属(ノミノツヅリ)、ミミナグサ属(ミミナグサ、オランダミミナグサ)、ナンバンハコベ属(ナンバンハコベ)、ナデシコ属(カワラナデシコ、カーネーション、セキチク、アメリカナデシコ)、ヤンバルハコベ属(ヤンバルハコベ)、カスミソウ属(カスミソウ、コゴメナデシコ)、ハマハコベ属(ハマハコベ)、センノウ属(センノウ、オグラセンノウ、センジュガンピ、フシグロセンノウ)、フシグロ属、タカネツメクサ属(タカネツメクサ)、オオヤマフスマ属(オオヤマフスマ)、ウシハコベ属(ウシハコベ)、イヌコモチナデシコ属(イヌコモチナデシコ、コモチナデシコ)、ヨツバハコベ属(ヨツバハコベ)、ワチガイソウ属(ワチガイソウ)、ツメクサ属(ツメクサ、ハマツメクサ)、サボンソウ属(サボンソウ)、マンテマ属(マンテマ、ムシトリナデシコ、ビランジなど)、オオツメクサ属(オオツメクサ)、ウシオツメクサ属(ウシオツメクサなど)、ドウカンソウ属(ドウカンソウ)、などがあります。
まとめ
ハコベの名前で知られている春の七草の1つでもある、朝しらげ(アサシラゲ)は、七草ということもありご存知の方も多いはず。とても栄養価も高いですし、薬用としても利用されています。効能としては、利尿を促したり、健胃整腸作用などがあります。春の七草であまりにも有名ですが、様々な名前、「愛らしい」「逢い引き」「ランデブー」「追想」「密会」「私と逢っていただけますか」など、ちょっと怪しげな花言葉を持っている植物でもあります。花など見た目は小さく、とてもこれ程までに栄養価が高く、効能があるとは思えないような姿ですが、日本の風習に関係する花の1つですので、アサシラゲのこともですし、七草に関する植物のことは、全て把握するようにしましょう。今の若い人や子供たちにも伝えていきたい大切な植物の1つです。