グラジオラス、クリスマスローズの特徴、開花時期、育て方について

グラジオラス、クリスマスローズの特徴、開花時期、育て方について

グラジオラスのプロフィール

一般名 グラジオラス
学名 Gladiolus
科名 アヤメ科
属名 グラジオラス属
原産地 アフリカ 地中海沿岸
草丈 40~120cm
花径 5~15cm
開花時期 7~8月

グラジオラスの説明

グラジオラスは南アフリカのケープタウンから、江戸時代に一度渡来したと言われていますが、本格的に栽培されるようになったのは明治時代です。アヤメやショウブに似ているので、オランダアヤメ、トウショウブなどと呼ばれていました。赤色、黄色、橙色、白色などの花をまっすぐに伸びた茎に整列するように咲かせ、大きなものでは一つの茎に20輪以上の花を付けます。とても華やかで切り花としてよく利用されます。下から花が順番に咲いていくのが特徴です。

グラジオラスは200種前後の原種があり、品種改良で作り出された園芸品種は5,000種を超えるといわれています。原種のグラジオラスは春型、夏型、冬型の3種類に分けられます。春型のものは園芸品種にはなっておらず、夏型と冬型が品種改良されて園芸品種になりました。園芸品種のグラジオラスは春咲きと、夏咲きの2種類にわけられます。春咲きは「早咲き」ともいわれ、草丈も低く可憐な印象です。夏咲きは「遅咲き」はともいわれ、花径も大きく華やかな花姿です。真夏に豪華な花を咲かせる姿は、「夏の花の王者」といえます。ただし寒さにはとても弱いため、霜が当たらないように霜よけをしてあげましょう。球根も寒くなる前に掘り上げて寒くない場所で保管します。グラジオラスは一つの茎がたくさんの花を支えるため、茎が伸びてきたら支柱を立てて茎が折れないようにします。強風で折れることがよくあるので植える場所もなるべく風が吹かない場所を選ぶのがポイントです。

グラジオラスの花言葉

「密会」
「用心」

花言葉の由来とエピソード

昔、恋人たちが密会するときには、グラジオラスが暗号になっていました。10時に会いたい時にはグラジオラスを10本入れた花束、または花かごに10本入れて、グラジオラスの本数で相手に待ち合わせの時間を伝えていました。グラジオラスは、花をそっと一つずつ開く様子がとても用心深そうにも見えます。このような習慣と花姿から、「密会」「用心」という花言葉がうまれました。

グラジオラスは、ラテン語の「剣」を意味する「グラディウス」から名付けられました。葉の形がフェンシングの剣のように細長くとがって伸びている姿から好戦的なイメージがあり「戦いの準備ができた」という意味もあります。別名で「剣状の葉を持った百合」「剣士」「騎士」「競技者」などが付けられています。

グラジオラスの誕生花日付

11月26日

まとめ

グラジオラスの薄い色鮮やかな花弁が下から上に順番に開花する姿は「乙女の成長」を連想させます。そして、ピンと細長くとがった剣のような葉は、中世の騎士を思わせます。「密会」「用心」という花言葉もあわせると、まだ若い騎士たちが大事に思う少女を、敵から守るという気持ちと、他の誰にも渡さない、渡すときには剣を交えて命を懸けて戦うといったイメージがわいてきました。グラジオラスの数で待ち合わせの時間を伝えるというのもとてもロマンティックで、中世にタイプスリップして体験してみたくなりました。今は技術が発展して携帯電話ですぐに連絡を取ることができる時代になりましたが、たまにはアナログな時間を楽しむ余裕も必要ですね。

「クリスマスローズ」の基本情報

一般名 クリスマスローズ
学名 Helleborus
科名 キンポウゲ科
属名 ヘレボルス属
原産地 ヨーロッパ、ピレネー山脈地方
草丈 10~50cm
花径 4~6cm
開花時期 12~3月

「クリスマスローズ」の説明

正式な名前は「ヘレボルス・ニゲル」といいます。
クリスマスの時期に咲き始める花なのでイギリスで「クリスマスローズ」と呼ばれるようになりました。多くの園芸品種が作られていて、花壇や鉢植え等で栽培ができます。耐寒性があり水はけのよい場所で生育し、くすんだピンク色や、緑がかった白い花があり落ち着いた雰囲気のある色が特徴的で、冬~早春のまだまだ寒い時期に花を咲かせます。そして日本全国でその姿を観ることができます。

「クリスマスローズ」の花言葉

  • 私の心配を救ってください
  • 私を慰めてください

「クリスマスローズ」の花言葉の由来

クリスマスローズの正式名「ヘレボルス・ニゲル」の「ヘレボルス」は、ギリシャ語の「ヘイレン(殺す)」と「ボーラ(食べる)」が語源となっています。これは、クリスマスローズには毒がある事を表しています。
しかし、その一方では古来より薬草として使われ、花の香りは病人から悪臭を取り除いたり、気の狂った人を正気に戻したり、またはうつの状態を取り除いたりと精神面で邪気を追い払う効果があると信じられていました。そのような不思議な魔力的効果のある事から、クリスマスローズの花言葉が生まれたと考えられています。

「クリスマスローズ」にまつわるエピソード

イエス・キリストとクリスマスローズ
イエス・キリストが誕生する時に、ベツレヘム(イスラエルのエルサレム近郊)の馬小屋の外に咲いていたとも伝えられる花。「田舎の少女が誕生したイエス・キリストをお祝いにその馬小屋にやってきました。けれども捧げるものがなく涙を流していました。雪の上に落ちた涙に天使が舞い降りて、その雪の下からクリスマスローズが咲いている事を教ました。そしてその少女は、クリスマスローズをイエス・キリストに捧げた」という伝説があります。
実際には、クリスマスローズの原産地は、ヨーロッパのピレネー山脈ですので、聖地とは関係がないといわれていますが・・・。しかし、イエス・キリスト誕生のエピソードをもつ花として伝わっています。

カタツムリの役目

クリスマスローズの種子を運ぶのは「カタツムリ」。カタツムリは、クリスマスローズの種子を覆っている油が好きなんです。その油を食べてその種子を粘膜に包んで運びます。
カタツムリといえば、あじさいの花をイメージするのですが、他にもこんな働きをしていたのですね。しかし、カタツムリは不快害虫として駆除されがちな虫なのです。

クリスマスローズの姿

クリスマスローズとしてクリスマスシーズンに咲く品種「ヘレボルス・ニゲル」。これ以外にもイースター時期(3月)に咲く「ヘレボルス・オリエンタリス」(クリスマスローズとは区別されていますが)という花があります。鳥足状の葉っぱと水盤状の5枚の花びらが特徴的です。
毎日のように自転車で通る道のあるお宅の花壇にその花が咲いています。いつも気になるので立ち止まってその花の様子を観てしまいます。少しうつむき加減で咲いているので元気がないのかなと思いますが、いつも同じ様子なので、それがこの花の咲き方なんだと思うようにしました。クリスマスローズの写真を見るとみんな同じ格好をしているので安心したところでした。

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