アイスランドポピーと葉牡丹の原産地、育て方、寄せ植え

アイスランドポピーと葉牡丹の原産地、育て方、寄せ植え

アイスランドポピー

別 名 :シベリアヒナゲシ
科 目 :ケシ科 ケシ属
原産地 :北アメリカ,ユーラシアの亜北極圏,ヨーロッパ中部など

花の特徴

3月から5月にかけて開花。草の丈は、30~50㎝。径7~8㎝の大輪の4弁花を咲かせ。紙細工のような花をつけ、花の色は白、紅、黄、ピンク、橙黄、橙紅などがあり、色鮮やかに咲きます。 9月末から10月中旬ごろが適期です。育苗箱に播く場合は、タネが小さいので厚播きにならないよう注意します。好光性種子ですので覆土はしません。発芽後、本葉2~3枚のころに根をいためないようポリポットに丁寧に植え替えます。ポリポットに播いた場合は、発芽後、徐々に間引いて丈夫な苗を1本残します。ポットに根が回ったら定植します。成長が早いので時期が遅れないようにします。
花壇に植える場合は酸性土壌を嫌いますので、植えつけ前に苦土石灰を1㎡当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1㎡当たり10Lほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから日当たりと水はけのよいところに植えつけます。植えつけ時に化成肥料を1㎡当たり30gほど庭土に混ぜて植えつけます。追肥は、さほど必要ありませんが、花期が長いので必要なら化成肥料を追肥します。
鉢植えの場合、市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。花壇同様、日当たりのよいところで育てます。植えつけ時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜ込みます。春になって株の状態を見て、必要なら液肥を与えます

注 意

・ 育苗時に高温多湿になると立ち枯れ病が出やすいので、間引きや消毒で予防します。低温多湿時には灰色かび病にかかることもあります。
・ 立枯病が発生するので、ケシ属の草花との連作は避けるようにします。

花の楽しみ方

種まきで比較的簡単に育てる事ができ、こぼれ種で翌年も花を咲かせます。花茎が長く伸び風になびきますが、茎が丈夫なので倒伏しにくいです。繁殖力が高いことからガーデニングにもよく用いられています。
次々に蕾が上がってくるので開花期は少し長めで、切花もたくさん取れます。ワイルドフラワーガーデンの中段に群植すると見ごたえがあります。

一緒に植えたい草花

スイセン,カレンデュラ

解 説

日本で栽培されるポピー類のなかで最も早く開花するのがアイスランドポピーです。シベリアや中国北部に自生しています。本来は宿根草ですが、夏の暑さに弱いので秋播き一年草として扱われます。シベリアが原産でもあることから、和名では「シベリアヒナゲシ」ともいい、「ケシ」のなかでは最も広く栽培されています。耐寒性はありますが、暑さに極端に弱いため、夏越しはできません。
紙細工のような薄い花びらが、暖かい色に染まって春の訪れを知らせてくれます。風に揺れるさまは、とてもさわやかな気持ちにさせてくれます。

基本情報

科目:アブラナ科アブラナ属(ブラシカ属)
別名:ボタンナ
原産地:西ヨーロッパ

葉牡丹の特徴、花言葉

さて、今回ご紹介させて頂く葉牡丹ですが、11~3月の冬の間に花を咲かせる観賞用植物です。草丈は10~50センチと比較的育てやすい大きさで、開花期はクリーム色または桃色や緑色などの花をつけます。詳細に説明しますと、外側に緑の大きな葉、中心は紅色、白、クリーム色などに色づくのが一般的です。葉牡丹は冬花壇や正月飾りには欠かせない植物で、学校の花壇、街の脇のコンテナなどにも多く利用されていますよね。我々がよく見る茎が伸びずにまるで花穂だけが落ちているかのような葉牡丹は、暖かくなると茎が伸びてきて後に菜の花のような明るい黄色の花を咲かせてくれます。こちらも開花後期の楽しみにもなりますね。ところで、この葉牡丹を小さい頃に「カリフラワー」「キャベツ」と仰っていた方は少なくないのではないでしょうか?実は、葉牡丹は植物学上ではオレラケアの変種に当たります。このオレラケアの変種がキャベツ、カリフラワー、ブロッコリーに当たりますので葉牡丹がキャベツやカリフラワーに見えてもあながち間違ってはいないのです。花言葉としては、「祝福」「物事に動じない」「利益」といった意味があります。特に「祝福」などは葉牡丹の秀麗な美しさに似つかわしく輝かしい花言葉ですね。

葉牡丹の上手な育て方

育て方としては、園芸初心者の方でも気軽に楽しめるような易しさです。毎日のお手入れとしては、時々大きくなりすぎたり霜や凍結で痛んだりした外葉を取り除いてあげることが重要でしょう。生育するにつれて外葉が大きくなりだらしなく垂れ下がってきますのでその葉も取り除いてあげましょう。置き場所としては、苗の時期は少々明るい日影に置き、成長するにつれて徐々に光に当てていくようにしましょう。また、11月頃の生育期間中はよく日の当たる場所に置きます。ここで、葉が色づいてきて観賞期に入ると、あまり強い直射日光は嫌い花の色づきが悪くなってしまうのでよく晴れた冬の日などは薄い影を作ってあげると良いかもしれません。耐寒性は非常につよいですので特に霜や凍結の対策は必要ありません。水やりのコツとしては、土の表面が乾いたときに控えめに与え少し乾燥気味に花を保つと良いです。ただし苗の時期は根がしっかりと定着するまでたっぷりと水を与える必要があります。

葉牡丹に合う花って?

一緒に植えたいお花としては、パンジーなどの背の低い鮮やかな色の花を咲かせる花ですと、葉牡丹の謙虚な白さと豪快に咲く花穂とがパンジーとの色や大きさのコントラストを上げてくれるのではないでしょうか。互いに支えあっているような雰囲気が出る上に人目を引く色合いになるでしょう。また、赤いストックなどの背の高い芯のしっかりした花ですと、冬の寒さに負けないような情熱的な組み合わせにもなるかと思います。

まとめ

今回は葉牡丹についてまとめさせて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。執筆者の葉牡丹エピソードは、幼い頃に葉牡丹をカリフラワーだと冗談を言われたのを信じ、真実を知ったときにショックを受けたということがあります。カリフラワーでもあながち間違ってはいないということを当時の自分に教えてやりたいです…。どちらにせよ、葉牡丹は植物の中では特別に何か目を惹くものがあると執筆者は思っています。公園などで地植えをされている葉牡丹をよく見かけますが、通るたびに必ず写真を撮ってしまうほどなにか魅了されています。あんなに複雑な色と葉の大きさに、花びらの段の間に出来た芳しい空間を、どうしてそうも完璧に遺憾無く咲かせることができるのでしょうか。完全美に、謙抑した麗しさを持つそんな葉牡丹を、是非皆様も育ててみてはいかがですか。

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