ボダイジュの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え、花言葉

アフィリエイト広告を利用しています

ボダイジュの原産地、開花時期、育て方、寄せ植え、花言葉
Pocket

目次

ボダイジュのプロフィール

一般名 ボダイジュ(菩提樹)
学名 Tilia miqueliana
科名 アオイ科
属名 シナノキ属
原産地 中国
樹高 10m
花径 1~3cm
開花時期 6~7月

ボダイジュの説明

中国原産の高木で、夏に淡い黄色の甘い香りのたくさんの小花をぶらさげるように咲かせます。西洋では昔から「聖なる木」と呼ばれ、集会や裁判、結婚式、ダンスパーティーなどがこの木の下で行われていました。現在は海外では街路樹や公園に植えられていますが、高温多湿に弱いため日本においては北海道以外にはあまりみられない木です。花や葉を乾燥させてお茶としてのむと、リラックスして不眠に効果的といわれています。

ボダイジュの花言葉

「結婚」
「夫婦の愛」

花言葉の由来とエピソード

ピレモンとバウスキという老夫婦の物語が有名です。二人は、とても古い、ぼろぼろの家につつましく暮らしていました。ある日、すべての神の王ゼウスが人間の姿をして二人の家に訪れたとき、とても丁重にもてなしました。とても喜んだゼウスは、ぼろぼろの家を神殿に変えてあげました。そして二人は神に仕えるようになりました。二人はとても仲が良く、お互いが「どちらかが死んだときには自分も一緒に死にたい」と願っていました。二人はとても長生きしましたが、ある朝、目が覚めると二人の頭から緑の葉が生えていました。二人は最期の時が訪れたことをしり、お互いの手をしっかりと繋ぎ、外へでて、まぶしい朝日の中を歩き始めました。ふたりは次第に人間の姿ではなくなり、どんどん木へと変身していきました。そしてピレモンは樫の木に、バウスキはボダイジュに姿を変えました。木になった二人の姿は若々しく、高く、大きく枝を伸ばし、いつまでも仲良く並んで立っていたそうです。この物語から、「結婚」「夫婦の愛」という花言葉がうまれました。樫とボダイジュは、相思相愛の象徴とされています。

ボダイジュの下に座り、ブッダが悟りを開いたといわれる木から「菩提樹」と書きます。ヨーロッパでは「リンデン」と呼ばれ、様々な伝説があり、数多くの詩人に歌われてきました。ゲーテは愛する人と自分の名前をボダイジュに刻み、シューベルトは、ボダイジュの前にたたずむ青年の心情を美しい曲調で表現しました。ボダイジュには人間の霊が宿っているとされ、霊媒師は、この薬を指に巻いているそうです。「不思議な木」「聖なる木」「相思相愛の木」として、ボダイジュにまつわる民話は数多く存在します。昔はボダイジュには妖精が住んでいて、ボダイジュの近くにいると悪霊や雷を寄せ付けないといわれ大切にされていました。

ボダイジュの誕生花日付

8月23日

まとめ

クリーム色の可愛らしい花を樹に咲かせるボダイジュの甘い香りは安らかな気分にしてくれます。ブッダが辛い修行の毎日を送っていたときに、この木の下で座っていて悟りを開くことができたのもわかるような気がします。ただ、実はブッダが悟りを開いたのは、「インドボダイジュ」という種類でセイヨウボダイジュと呼ばれるものとは別の種類だそうです。とても大きくなったボダイジュは、樹冠が大きく枝の下はたくさんの人が集まることができる日影ができます人々がボダイジュに集まる姿を、きっと近くで樫の木が見守っているのでしょうね。香りでも、その姿でも人々をなごやかな気分にしてくれる木で、花や葉は「リンデンフラワー」と呼ばれています。眠れないときにハーブティーにして飲むとぐっすり眠ることができますよ。