ナナカマドの開花時期、花言葉、誕生日花について

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ナナカマドの開花時期、花言葉、誕生日花について
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目次

ナナカマドのプロフィール

一般名 ナナカマド
学名 Sorbus commixta
科名 バラ科
属名 ナナカマド属
原産地 東アジア
樹高 5~10m
花径 約1cm
開花時期 5~7月

ナナカマドの説明

初夏に小さな白い花をつけ、秋に紅葉し真っ赤な実がなります。果実には酸味とかすかな苦みがあり、果実酒にするとおいしいです。昔は下痢や膀胱の薬、染料としても使われていました。最近では抗菌作用があり頭皮環境を改善することから育毛効果があるともいわれています。

ナナカマドの花言葉

「用心」
「慎重」

花言葉の由来とエピソード

ナナカマドの材質はとても緻密で狂いがなく固いため、ろくろや彫刻の素材として使われています。生のままではなかなか燃えない木で、七回かまどに入れても燃えないことからナナカマドと名付けられました。他の説では「七回焼くと良い炭になる」「食器にするとお釜が七回駄目になるくらいの期間使える」というものもあります。この木の特徴から、「用心」「慎重」という花言葉がうまれました。

聖書では、聖母マリアがヘロデ王の迫害から荒野を逃げてさまよっていたときのエピソードがあります。何も食べるものがなくお腹が空いた聖母マリアがナナカマドに助けを求めたところ、自分の実を聖母マリアに差し出しました。神はナナカマドを褒めたたえ、どんなに寒くなっても実が凍らないようにして実の中には十字架のマークをつけました。

北欧神話にはナナカマドについて次のようなエピソードがあります。神々たちの中でもっともたくましく、一番の力持ちだった雷の神トールがいました。トールは農民の守り神で、普段は優しく親切な神なのですが、いったん怒りだしたら手が付けられず、どんな怪物でも、手にした槌で一撃のもとに倒してしまうほどの強者でした。しかしトールは洪水にはめっぽう弱く、あるとき大洪水の時に流されそうになりましたが、ナナカマドの木につかまって命拾いをしました。その後、スウェーデンの人々は、航旅の安全を願って、船を作るときの材料には必ずナナカマドの木を一枚加えるようになりました。

ナナカマドは雷除けの霊木とされており、別名「雷電木」といいます。魔力を取り除く木としても数々の伝説があり、かまどにこの木を入れておくと家が繁盛するといわれ、神社にも植えられています。

ナナカマドの誕生花日付

10月27日

まとめ

ナナカマドは、春は緑の葉を付け、夏は白い小花をたくさん咲かせて緑とのコントラストを楽しむことができ、秋は紅葉と赤い実で山を染めます。特に秋のナナカマドは、「七回かまどに入れても燃えない」といわれているのに燃えるような赤色です。白い小さな小花は昆虫たちがとまるための足場になり、赤い実は鳥たちの食料となります。ナナカマドは自然にやさしい植物なのでしょうね。一説によると、ナナカマドには「安全」という花言葉もあり交通事故を無くしたいという願いから、北海道では街路樹としてよく道路に植えられているのだそうです。花言葉の「慎重」が、慎重に運転してほしい、安全運転でという意味合いに変わったのでしょう。秋にはナナカマドの真っ赤な紅葉の中、安全運転でドライブしたいですね。